壱番屋長期ビジョン2030

 現代は、地球規模での気候変動や、通信技術やAIのめざましい発展など、さまざまな自然環境や社会・経済情勢の変化が連続的に発生する、先行きが見通しにくい時代であり、私たちの日々の生活スタイルも、大きく変わりながら進化していくことが想像されます。
 このような先行き不透明な時代において、私たちが目指すべき方向を示すものとして、2030年をターゲットとした長期経営方針「壱番屋長期ビジョン2030」を策定いたしました。
株式会社壱番屋 代表取締役社長 葛原 守
株式会社壱番屋 代表取締役社長 葛原 守

 このような時代において、おいしい食事を食べたときの笑顔や、親しい人たちとテーブルを囲むかけがえのない時間など、人々に元気と幸福感をもたらす“食”にまつわる価値は普遍的なものだと考えております。
 私たちは、いかなる環境変化にも対応しつつ、常にお客様の期待を超える価値ある商品・サービスを提供し、個人としても、企業としても成長を続けることを志向してまいります。
日々、失敗を恐れずにチャレンジを続け、わくわくしながら仕事に取り組むことで、自らの手で未来を創造していくことができると信じています。

10の重点項目についてPriority items

10の重点項目
 「壱番屋長期ビジョン2030」を実現するために、10の重点項目を定めました。
 当社にかかわるさまざまなステークホルダーの方々と幸福感を共有できるよう、モチベーションを高く持って現状の変革と新しいことへのチャレンジに取り組み、わくわくしながら個人の成長と企業価値の向上に努めてまいります。
  • 店舗の魅力で期待値を超える

    個店の魅力(Q、S、C、A、G、C)の一層の向上に加え、お客様の期待値を超えるための変革に取り組み、各店舗の売り上げ、とりわけ客数を前年対比で継続して1%伸ばすことにこだわりぬく。

  • パートナーシップの強化

    経営理念を共有し、強固なパートナーシップを築いている各加盟店様の成功と繁栄のために、魅力ある商品やFCパッケージなどを提案し、チェーン全体の収益の底上げに注力する。

  • 個性ある店づくり

    それぞれの業態において、さまざまなシーンや多様なニーズに柔軟に対応する形で店舗に特徴を持たせ、個性ある店づくりを行っていく。

  • 新しいことへのチャレンジ

    幅広いお客様に「外食」の楽しみを提供するため、これまでと異なるジャンルやメニューに果敢にチャレンジし、新しい業態の開発、展開等に積極的に取り組んでいく。

  • 世界に広がる「ココイチ」

    長年にわたって日本で親しまれてきた「ココイチ」のカレーライスと「ニコ・キビ・ハキ」の接客サービスを世界五大陸に広めるとともに、グローバルなレベルでの情報収集や人的交流を活性化させる。

  • アグリ事業を推進

    安全安心な食材を、より安定的に調達するために、米などの農作物を自社で栽培するなどアグリ事業に戦略的にチャレンジしていく。

  • 労働生産力を高め、待遇向上

    従業員の能力開発に積極的に取り組み、個々人の成長を促すとともに、IT技術などを活用して労働生産性を高め、待遇面での継続的な向上を行っていく。

  • やりがいあふれる職場づくり

    「働き方改革」を「働きがい改革」に進化させ、失敗を恐れずにチャレンジできる企業風土を作り上げ、やりがいを感じて働ける魅力ある職場づくりを推進していく。

  • 環境にやさしい取り組み

    地球環境への負荷を低減するため一人ひとりが意識を高めていくとともに、創意工夫を尽くして食品ロスの削減や地球温暖化防止といった社会課題の解決に寄与するよう積極的に取り組む。

  • 地域や子どもたちへの支援

    災害時の支援活動や地域でのボランティアなどに引き続き積極的に取り組んでいくほか、未来を担う子供たちへの支援に力点を置いた社会貢献活動を実施していく。

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