オーナー紹介 オーナーになるまでのストーリーは十人十色。先輩経営者の声を紹介します。

owner interview 尾藤慎也bito shinya

  • プロフィール
    静岡県生まれ。2000年入社。岐阜での店舗経験を経て、「3年で独立する!」という入社時の目標どおり2003年に浜松にて独立。現在7店舗を経営。
  • 経営店舗
    カレーハウスCoCo壱番屋 浜松三島店
    カレーハウスCoCo壱番屋 岡崎牧御堂店
    カレーハウスCoCo壱番屋 ラウンドワン豊橋店
    カレーハウスCoCo壱番屋 イオンタウン大須賀店
    カレーハウスCoCo壱番屋 磐田鳥之瀬店
    カレーハウスCoCo壱番屋 浜松西塚店
    カレーハウスCoCo壱番屋 浜松西インター店

壱番屋で独立の道を選んだ理由は?

20歳当時の私は「サラリーマンにはならない」と決めてたんです。そして「25歳までに起業する」と。そうなると、22歳で大学を卒業し、起業までには3年しかない。資産はないし、借り入れも融通をきかせてくれるところでないとダメだ。いろいろ探している中で見つけたのが壱番屋でした。
「経験なし、資金ゼロ、最短2年で独立できる」このフレーズが私には響きました。自分自身で事前に調べて、加盟店のオーナーさんのところへ話を聞きに行きました。「高級外車に乗り、高級時計も手に入る。確かにそういうオーナーさんもいるが、現実はとても厳しい世界」と、決してポジティブな話はされませんでした。だからこそ、信用できたとも言えます。
覚悟が出来た私は、壱番屋の人事の方に「私はここでしか働くつもりはありません。給料も要りません。雇ってください!」と結構強引に訴えましたね。「ちょっと待ってください。キミ、大丈夫ですか?」そんなやりとりをしたのを覚えています(笑)。

独立を目指すなかで、どのような壁にぶつかり、その壁をどう乗り越えましたか。

失敗はたくさんしましたよ。失敗の数なら、歴代チャンピオンだと思います。ただ、壁と感じるものはありませんでした。ですが、独立まであと一歩と感じていた時期にヘルニアが悪化して、1ヵ月半休職。そのときはとても落ち込みました。
医者から手術を薦められ「手術をしたとしても、ヘルニアは一生抱えていくことになるから立ち仕事は厳しい」と。さすがにこのときは、諦めなければならないのかという思いが頭をよぎりました。でも、ヘルニアとはいかに付き合っていくか、と頭を切り換えたら、辞める理由にはならなかった。
ちょうどその時の担当スーパーバイザー(以下SV)が、入社時が同時期で、私と一緒に現場修業をした仲間でもありました。3年で独立するという私の目標も当然知っていた。焦る私に「しっかり治してからだ」と言ってくれた。いつも親身に連絡をくれて、あのとき彼の存在は本当にありがたかったですね。結局は、手術はせずに筋トレでなんとか。復帰後、3ヵ月で独立を果たすことができました。

モチベーション 推移グラフ MOTIVATION GRAPH

モチベーション 推移グラフ MOTIVATION GRAPH

  • 1

    3年で独立する、という決意のもと入社<22歳>

  • 2

    独立を目前にしてヘルニア発症<25歳>

  • 3

    なんとか体調を立て直し、目標通り3年で独立<25歳>

  • 4

    1号店は、開店半年間は低飛行。いつも不安だった<26歳>

  • 5

    焦らず体制を整えながら店舗を増やしていく<33歳>

  • 6

    7店舗経営するオーナーに。スタッフに感謝!

あなたが思う、壱番屋の強みを教えてください。

本部とFC店オーナーの関係ですね。この点は他のFCチェーン店とまったく違うと思います。独立前は上司。独立してからはパートナーになります。独立してオーナーになったといっても、ミスもしますし、ポカもします。その時に、決して高圧的に本部の立場を押しつけることはなく、一緒に改善策を考えてくれます。
私はいまでこそ7店舗を経営していますが、1号店は半年ほど売上が上がらず、とにかく苦しかった。独立した当時の担当SVは、絶えず本部から飛んできて世話をしてくれた。もう兄貴のように相談させてもらいました。二人三脚という言葉をよく使いますが、本部とFC店オーナーは、まさにそんな深い関係です。壱番屋の強みというか、オーナーにとっては心強い存在ですね。スタッフにも常々言っています。「本部とはパートナーとして付き合いなさい。深い良い関係を作りなさい」と。

独立を目指す方へのアドバイスをお願いします。

ひとつだけ確かに言えることは、壱番屋のブルームシステムは、失敗をしにくい構造だということです。私が独立した当初、売上が上がらなくてもなんとか踏ん張れたのは、あのシステムがあったおかげだと思う。リーマンショックの厳しいときでも廃業したという話は聞きませんでしたし、本部も強力にバックアップしてくれる。安心して頑張れる信頼のシステムと会社だと断言します。
ただ「独立すれば必ず良いことがある」とは、私は言いませんよ。独立したら従業員を自分で雇い給料を払う。複数店舗を経営すれば、目の届かない部分も出てくる。その度に新しい課題が生まれます。そこに立って初めてわかることばかりです。正直、オーナーになって葛藤の毎日ですよ。でもね、「そこでしか味わえない経験」「やっていて良かった」と思える瞬間が、折に触れてやってきます。その度に幸福だと感じます。それは何なのか。すべて自分次第、あなただけのものです。

独立者の言葉

「葛藤の毎日。でも、折々に幸せな瞬間はある。」

SIDE
STORY

スタッフには恵まれたと心から思います。独立直後の苦しい時も、2号店を出すときも、奮起してがんばってくれた。中には独立候補社員だった頃に出会い、ともに迷惑を掛け合ったスタッフもいますから(笑)。私の現在があるのは彼らのおかげ。愛すべき家族だし、誇りたい仲間ですよ。

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