活動レポート

カレーで笑顔に。障がい者サッカー大会での支援2024年2月29日

壱番屋では、食に携わる企業として食を通じた社会貢献活動に取り組んでいます。その取り組みの一つが、ボランティアでのカレー提供です。「地域や多くの方々のおかげで事業活動をさせていただける」という創業時から受け継ぐ思いを大切に、福祉施設などでカレーの提供を実施しています。

2024年1月28日(日)、愛知県の豊田市運動公園陸上競技場で、愛知県知的障がい者サッカー連盟が主催するサッカー大会が開催され、選手やスタッフの皆さんの昼食としてカレー提供を行いました。

豊田市運動公園陸上競技場

今回、準備したのは約350食。本社のさまざまな部署から集まった有志5名が、たくさんのカレーソースとライス、備品を車に積み込んで会場に到着しました。
この日リーダーを務めたのが、入社3年目、経理部の加藤さん。壱番屋に入社する前は、ボランティア活動に参加したことがなかったそう。「1年半前にボランティア委員会のメンバーになったことをきっかけに、社会貢献活動に携わるようになりました」と振り返ります。

この日、活動のリーダーを務めた経理部の加藤さん。

ボランティア委員会は、創業当時より社員が自主的に行ってきた活動などを本格化させるため、1994年に発足した組織です。本社の各部署より選出された約20名がメンバーとなり、リーダーとして活動を企画し、参加する社員を束ねる役割を担っています。

「最初は、社歴も浅いのでボランティア委員として何をすればいいのか分からず、任せていただいた予算管理や支払い関連の業務に取り組んでいました。他の委員の活動報告を聞いたことをきっかけに、実際に現場で活動してみたいと思うようになりました。」

それから、障がいを持った方たちが管理するぶどう畑の収穫のお手伝いや、本社近隣の清掃活動などに参加。今回は、初めてのリーダーにも立候補し、ご担当者様との調整、食材や備品の事前準備を行い、今日を迎えました。

当日は晴天に恵まれ、白熱した試合が繰り広げられました。フィールドを走り回りお腹を空かせた選手たちが、試合の合間にカレー提供のブースに来てくれました。カレーを手に取った瞬間、選手の顔に笑顔が浮かびます。食べ終わると「おいしかった」「いつもの味」と感想を話してくださいました。

試合の合間、わずかな休憩時間にカレーを食べにきてくださる選手をお待たせしないよう、メンバーと協力して提供を実施しました。

この大会が開かれるのは今年で43回目。壱番屋本社のある愛知県一宮市のチームも参加しているご縁で、これまでに30回以上、カレーを提供させていただいてきました。「大会とココイチはセットです」とお話くださったのは連盟会長の永井さん。

「ココイチさんのカレーを楽しみに参加している選手や保護者の方がたくさんいます。私のチームには、カレー係がいますよ。時期になると何も言わなくても、彼がカレーの注文数を取りまとめて幹事に連絡をしてくれるんです。」

愛知県知的障がい者サッカー連盟会長の永井さん。

「カレーは選手のガソリン」だと、うれしいお言葉もくださいました。この日は、一度にたくさんの数を提供するため、現場が混乱する場面もありましたが、連盟のスタッフの皆さんのご協力もあり、無事に提供を終えることができました。加藤さんはボランティアをする上で、「一緒に活動するという意識」を大事にしていきたいと言います。

「お手伝いという感覚ではなく、一緒に活動に参加して、一緒に盛り上げようという気持ちでいます。だからこそ、自分も楽しんで参加できます。」

カレー提供の活動は年間約20回。コロナ禍が明けたことで行事やイベントが再開され、少しずつ活動させていただける場が戻ってきました。これからも温かいカレーで笑顔と元気をお届けしていきます。

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