活動レポート

能登半島地震 被災地のために、私たちにできることを2024年2月29日

壱番屋は、「経営を通じ人々に感動を与え続け、地域・社会に必要とされる存在となること」をミッションとして掲げています。創業当時より「困っている人へ手を差し伸べる」ことを当たり前のように行ってきました。その一つが、台風や豪雨、地震などの災害で被害に遭われた方に向けて行う、当社の持てる機能を生かした被災地支援の活動です。

2024年1月1日、石川県能登地方を震源とする巨大地震が発生しました。地震は甚大な被害をもたらし、大勢の方が先の見えない避難生活を余儀なくされました。

「私たちにできること」は何か。それは、温かいカレーライスを被災地の皆さんにお届けすること。
壱番屋はこれまでにも東日本大震災や熊本地震などで、カレーの炊き出しを行ってきました。今回は、被災地との連絡が制限される中で、農林水産省が石川県と調整してくださり、私たち外食企業が現地を訪問することができました。

本部社員の有志13名が3班に分かれ、入れ替わりで支援を実施。9日間に渡り石川県七尾市の5つの避難施設でカレーを提供しました。1班の一人である入社4年目、品質保証部の石野さんは、福祉施設でのカレー提供の経験はありますが、災害支援の炊き出しは初めてです。他のメンバーと共に現地に入った石野さんは「ニュースで見て知ってはいましたが、家が倒壊していたり、至るところで道路に亀裂が走っていたり……避難施設は断水も続いていて、大変な状況であることを実感しました」と、地震が残した爪痕の大きさに衝撃を受けたと言います。

1班のメンバーの一人、品質保証部の石野さん。
金沢市内のココイチの店舗で食材を準備し、移動販売車に積み込んで七尾市内の避難施設へ。途中、道路には亀裂や交通規制が多くありました。

現地では、ご要望に応じた量のライスを盛りつけたり、カレーの辛さを伺ったりと、できる限り被災地の方々と直接触れ合うことを意識したという石野さん。「少しでも元気になってもらいたい」と、活動中は「笑顔」を大切にしていたと言います。1班の活動時には大雪が降り、慣れない雪道で車が立ち往生するなどアクシデントに見舞われましたが、無事3日間の活動を終え、次のチームに引き継いで本社に戻ってきました。

お一人ずつ、ライスの量やカレーの辛さを伺いながらカレーをお渡ししました。

石野さんは、お子さまから高齢の方まで多くの方が、大変な状況の中で支え合って生活をされている避難施設の様子を見て、「人との関わり方をもっと大事にしないといけない」と感じたと、今回の経験を振り返りました。

壱番屋は、これからも社員一人ひとりの積極的な奉仕活動を通じて、地域・社会に必要とされる存在となれるよう社会貢献に取り組んでいきます。

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